【中津川宿】 | |
● うだつの上がる家並み |
中津川は古代から官道「東山道」が通り、江戸時代には五街道の中山道の宿だったまちです。飛騨街道と交差し、また木曽路への入り口に位置し、交通の要衝としてまた東濃随一の商業の町として栄えました。 約1kmほどの中津川宿は、現在では江戸から平成までが渾然一体となっています。街並みは、京側から下町(しもまち)、横町、本町、新町、淀川、茶屋坂、そして次の落合宿へ、江戸へと続きます。下町から本町はうだつの上がる土蔵つくりの家が並び、江戸の情緒を今に伝えています。 |
▲うだつとは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで、富の象徴でもありました。 |
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● 脇本陣森家 上段の間、土蔵 | |
中津川宿本町には、本陣、脇本陣が向かい合ってありました。脇本陣は復元され、明治天皇が行幸の際にお休みになられた、「上段の間」が一般公開されています。 |
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● 茶屋坂高札場 | |
中津川宿の東はずれ、茶屋坂の途中にあります。高札場とは、当時の法令や禁令などを札に書き、人目につきやすいところに掲示したものです。この高札場は復元されたもので、「親子兄弟」「毒薬・にせ薬」「火附け見出し」「切支丹宗門」などが記されています。 |
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【馬籠宿】 | |
木曽路十一宿の最南端に位置する馬籠宿。明治の文豪、島崎藤村のふるさとであり、藤村の代表作「夜明け前」の舞台となった地です。急峻な坂道に肩を寄せ合うように続く街並みは、初めて訪れたのに懐かしい、日本の原風景がそこにあります。 |
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【栗きんとん】 | |
中津川のを代表する、人気お土産のひとつ栗きんとん。国産の栗と砂糖だけで作られる究極にシンプルなお菓子です。栗きんとんの販売は、9月から2月頃まで。秋には栗きんとん販売の店舗を巡る、栗きんとんめぐりも人気を集めています。 | |